妊婦記録(メモ)

出産まであと1ヶ月くらいということで、色々これまでの妊娠について書いておこうと思います。それにしても、最近は私の頭の検索エンジンは「妊娠」「赤ちゃん」「出産」…で検索されまくっていて、頭中が出産にまつわることでいっぱいですが、しばらくご勘弁を。

 

◆妊娠1ヶ月め◆8,9月

自覚症状無し。

 

◆妊娠2ヶ月目◆9,10月

生理が遅れて、もしや…。と思った9月上旬。旅行先で避妊チェックで陽性反応。空港から飛行機に乗るまでのマウとのドキドキ感は忘れられんなぁ。

妊娠が判明した翌日からチリの建国記念日がスタート、国をあげてみんな酔っぱらったりパーティー三昧の毎日に、私はお酒が飲めなくなってなんだか退屈だった。

 

◆妊娠3ヶ月め◆10,11月

妊娠の実感は全然なく、普通に生活してたら、忘れてることが多い。つわりもなくて、いたって正常。でも、精神的にかなり不安定になりはじめる。お酒もタバコの席も避けなくてはいけなくて、パーティーに参加しても全然楽しくない。退屈&ストレスが溜まってた時期。お腹もまだ変化無し。そして食欲旺盛!

産婦人科でエコー写真や赤ちゃんの心臓の音を聞いて幸せな気分になった。

 

◆妊娠4ヶ月め◆11月,12月

公園で経ち膝をしながら習字販売をしていた時、腹痛&急な出血があって焦る。

もしかしたら、写真展をしたり無理をしすぎたことが原因で大変なことになっているのかととっても焦る。

 

とりあえず、マウに連絡して病院に行きたいと連絡すると、マウは「もう少し様子を見れば大丈夫だから今いかなくても良い」と言う。私の焦りとは正反対の落ち着きすぎにイライラする。なんとか説得して、車を持ってる近所のカップルに病院まで連れて行ってもらう。

 

すると、救急患者として、車いすに乗せられて病室まで緊急搬送される。少し大げさに感じたけど、チリでは病院を予約せずに行く場合はどうやらEmergenciaっていう緊急病棟へ行かねばならんらしい。大げさすぎると思ってびっくりする。

 

若い産婦人科医が見てくれたところ、胎盤の一部が剥がれかけてて、そこから出血しているとのことだった。先生いわく、あまり動きすぎないようにという話だったけれど、動いても大丈夫だという話をいわれた。どーいうこっちゃ。

 

先生には片道2時間するマウのお母さんの家へバスで毎週末通ってますが、大丈夫ですか?と聞くと、「大丈夫」といわれた。日本だったら、たぶんもっと安静を指示されそうで、チリのこの先生の治療は大丈夫か!?と不安になった。

 

スペイン語がちゃんと理解できていないことや、チリの大雑把な国民性から私はお腹の赤ちゃんのことを先生が大丈夫という以上に心配していた気がする。

 

◆妊娠5ヶ月め◆12月1月

胎盤が剥がれかけてたのが原因の出血は収まったものの、それから2週間後くらいにまた出血がスタート。原因は不明で毎日のように出血することが恐ろしかった。またしてもマウと大げんかしながら緊急病院へ行く。

 

また車いすに運ばれて診察をすると、膣にポリープが出来ているからそれが原因で出血しているといわれた。それにしても検診の時の変な金具が痛すぎて驚いた。

 

◆妊娠6ヶ月め◆1月2月

出血が毎日続く。多い時は生理1日めくらいの量があって、トイレに行く度にナプキンを変えないといけないくらいだった。でも、それが普通になってきて、出血を見てもあまり気にならなくなった。毎回通う産婦人科の先生は、「大丈夫」というのでそれを信じるしかなかったってのもあるけど、私の産婦人科医のおじいさんは、適当すぎて、言葉に重みが全くなくてちゃんと見てくれてるのか心配にもなってた。この時の私の口癖は「心配」っていう言葉だった気がする。

 

私が心配で精神が不安定だと、マウにも影響が渡って、マウもイライラして、たまに喧嘩をした。電話越しでマウと喧嘩した時、喧嘩の声に赤ちゃんが反応してお腹でジャンプした気がした。それから、怒っちゃだめだなと二人で反省した。

 

しばらくして、ヤブ医者の産婦人科医がポリープ専門の先生を紹介するから一度見てもらうといいといわれ、その先生の元へ行くことにした。すると、ものの5分程でポリープを切除してくれた。その先生がピンセットの先に1.5cmくらいの、おたまじゃくしみたいなポリープを挟んで「これがあなたのポリープ」って見せてくれたのには驚いた。ポリープの摘出手術って痛いと思ってたら麻酔も無しで、すぐに終わった!こんなことなら、もっと早く取ってくれればよかったのに…。と思いながら自分のポリープを観察しながらポリープの検査室までそれを運んだ。小さなポリープを見ながら「こんな小さなおたまじゃくしに、私はどれだけ悩まされたことだろう…」そう思った。それ以来出血はぴったりなくなった!

 

◆妊娠7ヶ月め 2月3月

日本に帰国する時が刻々と近づいてくる。お腹は1月くらいにだんだん大きくなりはじめた感じで、でもまだまだゆったりとした服を着れば妊婦だって分からない程だった。ポリープが取れてから気分もすごく安定してきて、少しずつマタニティーライフを楽しむという感覚が分かる様になってきた。

 

胎動もだいぶ分かる様になってきて、マウがお腹に向かって話しかけたり、マウの中でも子供を前よりも感じてるようだった。性別はもう確実に女の子だねと言われて、ますますマウは嬉しそうだった。二人でよく、どんな子が産まれるんだろうね〜とか話したり寝る前にお腹に手を当てて赤ちゃんを感じてみたり、ゆったりとした時間を楽しめるようになった。

 

◆妊娠8ヶ月め 3月4月

日本へ帰国!!いよいよ里帰り出産へ☆

31週の時、飛行機でオーストラリア経由27時間のフライトを経て日本へ帰る。お腹もそこまで大きくなかったからなのか、医師からの診断書をカンタスから提出といわれたけれど、全く聞かれることなく日本まで帰る。チリからオーストラリアまでは足が延ばせる快適なシートで帰れたけれど、オーストラリアから成田までは座席の幅がとても狭く、前の人がシート倒しまくりで結構苦しかった…。トイレを何度も往復しながら成田まで行く。それでも思ったよりは大変な旅でもなかった。サンティアゴ〜シドニー〜成田間の飛行はずいぶん慣れて来たみたい。

 

日本帰国後1週間近く疲れがとれなくて、ベットでゴロゴロ過ごす。なんだか胎動も少なくなったような、、そんな気がした。お腹の子も「違う国に来た、なんか違う…」と思って何か緊張してるのか疲れてるのか?と思った。

 

それから、予約していた産婦人科へ帰国後初めての検診へ行く。エコー写真の画像がチリの機械よりもずいぶん悪くて結構残念だったけど、先生と日本語でしっかりコミュニケーションが取れることがチリではできなかったから安心&赤ちゃんもすくすく元気に成長していて嬉しかった!

 

予定日まであと約1ヶ月。私も家族もみんなでお腹の子の誕生を楽しみにしていて、毎日家族と色々話しながら何も心配することなく幸せに日々を送ってます。やっぱり里帰出産でチリから日本に帰ってきてよかった〜と心から思う!精神的なサポートと家族と出産という大きなイベントを共有できる事が嬉しくてしょうがないです。マウが来月来て、一緒に出産を乗り越える予定。来月がとても楽しみ!

 

出産は怖いものという気持ちから、楽しみという気持ちに変えてくれた私の家族からのサポートに改めて感謝。

 

かなーーーーーり、長文になりましたが、私の妊娠記録を忘れないうちにメモに残しておきました。元気な子を産むぞーーーー!