猫がハエを食べた日

家の狭い窓の隙間から、ちょくちょくハエが入ってくる。

チリのハエは日本のハエより一回り大きい印象で、そのぶんハエが飛ぶ音も大きい。それに、家の中をぐるぐる動き回るからなんといってもうっとおしい。

 

そんなうっとうしいハエを猫のチャラは遊びながら、食べた。

 

わぁ…。

 

ありがたいのか、気持ち悪いのかよく分からない。

 

猫の口の中をハエが飛ぶのを想像するだけでも気持ちわるい。

 

そんな気持ち悪い気分をよそにとなりの消防団たちは、誕生日会をしながらハッピーバースデーの歌を歌っている、そんな夜。